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​甲状腺機能亢進症

・甲状腺機能亢進症について

猫ちゃんの様子を見ていて、「最近飲水量が増えた」「食欲が増したのに痩せてきている」などといったことはありませんか。
それは甲状腺機能亢進症かも知れません。この病気は甲状腺ホルモンの過剰分泌によるものですが、甲状腺ホルモンは体の殆どの組織に作用し、代謝を盛んにする働きがあります。このため、「食欲が増えて活発になる」など、一見いたって元気にみえるのですが、実は体内では病気が進行していることもあるのが厄介なところです。
猫種や性別に関係なく、10歳を過ぎた猫ちゃんに発生する事が多いのも特徴です。

他の症状として
・落ち着きがなくなる
・夜鳴きが酷くなる
・目がギラギラしている
・呼吸が速い
・吐きが多くなった

等です。

毛艶がとても良くなって病気を疑う症状が認められにくい事も良くあるので、定期的な健康診断をおすすめします。

甲状腺ホルモンの血中濃度を測定し、ホルモンが上昇していることで診断します。原因としては甲状腺の過形成や腫瘍などがありますが、日本では甲状腺の触診で分かるほど大きくなる子は多くはいません。

治療は甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬を飲ませたり、ヨウ素を制限した療法食を与えることで行います。療法食は嗜好性が高くないので食いつきが悪いときはお薬をおすすめします。

引用元:猫の診療室モモ(ブログ)​

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