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​フィラリア症

​・フィラリア症について

蚊といえば気をつけなければならないのがフィラリア症です。猫ちゃんではあまり聞かないかもしれませんが命に関わる感染症でもあります。

フィラリアとは寄生虫の一種で、猫ちゃんが蚊に刺される事で蚊から体内へ移動し感染が起こります。最初は皮下に居ますが、血管内に入り込んで肺動脈や肺まで到達し様々な症状を引き起こします。

症状は多岐にわたり、咳・呼吸困難などの呼吸器症状や失神・頻脈などの循環器系の症状、さらには突然死などを起こすと言われています。猫ちゃんのフィラリア症は他の病気の症状と似ており、確定診断が難しいため見逃されているケースが多いと考えられています。

都内での地域猫ちゃんを対象にした調査では、約11%の猫ちゃんがフィラリア抗体陽性であったそうです。他の調査ではフィラリア症と診断された猫ちゃんの4頭に1頭は室内飼いだったそうです。

診断や治療がとても難しく命に関わる疾患ですので、感染予防が非常に重要となります。投薬期間は4月~12月、月1回の皮膚への滴下が推奨されます。

引用元:猫の診療室モモ(ブログ)​

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